『 初夏・旅立ちのとき 』
「雑ぁ魚が粋がってんじゃねぇぇぇぇぇ!!!!」
‘傲岸不遜が服を着ている’とか‘暴れる小豆’だとか。
「てめぇらが束になってかかってきたところで、このエドワード・エルリック様にゃかなわねぇんだよ下っ端!うははははははははは!!!」
‘可愛げのないガキ’とか‘クソ生意気な豆’だとか。
史上最年少国家錬金術師エドワード・エルリック・・・・・・僕の兄さんを評する言葉はたいがいそのジャンルの言葉に偏っている。
みんな、知らない・・・・・・・・・。
否、知らなくていい。
兄さんが・・・・・・エドワード・エルリックが本当はどんな生き物なのかを。
どんな・・・・・・・・・えろ可愛い小動物なのか、を。
僕だけが、僕一人が知っていれば・・・・・・それで、いい。
「アル・・・・・・きもちいいの、して・・・・・・」
あれからというもの、兄さんのおねだりは日に日に可愛くなって。
「あ・・・ぁん・・・・・・・・・ア、ルぅ・・・・・・そこ、い、いよぉ・・・・・・・・・っ」
あの日から兄さんの身体は日に日に感度が良くなって。
「・・・・・・や・・・アルっ・・・・・・手、止めちゃや、だぁ・・・・・・・・・」
ちょっとでも手を止めようものなら目をうるうるさせて腰を揺らして。
「アルが・・・・・・アルがしてくれなきゃイケな・・・・・・よぉ」
日に日に兄さんは僕を誘惑するのが上手くなる。
毎日毎晩僕は兄さんに翻弄される踊らされる。
踊らされてやろうじゃないか!
実兄とはいえ誰にも懐かない小動物が、ただ僕ひとりの前でだけエロく可愛く啼くのであれば喜んで踊るさ僕は!!!!
まだ未成熟なそれを擦りあげていた動きを止め、指先で先端のくぼみをこじるようにいじる。
先走りの透明な液がくぷくぷと溢れて僕の皮の指先がじっとりと色を変える。
「あぁ・・・んっ・・・・・・いぃ・・・っ!アルっアルッっアル・・・・・・ぅ」
兄さんが盛大に腰を揺らす啼き声を上げるゆっくり大きく腰を振って善がり狂って・・・・・・。
バランスを崩して僕の膝から転がり落ちる。
でんぐり返しに失敗したみたいに顔から落ちる。
僕の目の前には形よく締まった小さなしろい・・・・・・生尻。
「絶・・・・・・景・・・・・・・・・・・・」
思わずポロリと口から漏れる。
兄さんが慌てて尻を隠そうとするから僕は当然その手を払う。
「見んなよ、ばかぁ・・・っ。アルのスケベっっ」
あぁん?スケベだ!?当たり前だろうそんなことっ!
どこのスケベでない弟が実の兄の股間なんかまさぐるか!!
僕は両の掌に兄さんの尻丘をそれぞれ収め撫で回す。
「やぁっ・・・・・・開いたらダメ・・・ぇっ!見えちゃう、見えちゃぅよぉっ」
目の前の小さな穴が『いやん』とばかりますます窄まる。
ぶボ―――――――っっっっっっっっ!!
僕は妄想の鼻血を撒き散らす心の海綿体がパンパンに腫れ上がる!
つつつつつつ突っ込みたい無性に突っ込みたいあぁでもこの身体には突っ込むようなモンついてないっっ!!!
・・・・・・・・・ゆ、ゆゆゆ・・・指・・・・・・・とか・・・・・・・・・・・・・・・・・
僕は自分の指と兄さんのソコを交互に見比べる何度も何度も。
なななな中指は3センチオーバー。
む、無理か?そんなバックバージンな兄さんに3センチオーバーは挿いるのかあんな小さいところに挿入なんて出来るのか!?
・・・・・・・こ・・・・・・・・・小指なら・・・・・・・・・・・・
ふと、ハンドクリームのチューブが目に止まる。しかも僕の手が届く範囲に置いてある。
う・・・・・・運命は!僕に味方をしているっっ!!!!!
ごくり、と。湧き上がるはずのない生唾を飲み込んで、僕はそれを指先にたっぷりと取る。
片手の指先で兄さんの尻を割り開き、クリームをソコに塗りたくった。
「ひゃぁっ!!」
兄さんがびっくりして僕を振り返る。怯えきった目で僕を見上げる。
「だ、大丈夫。もっと気持ちよくしてあげるから・・・・・・・力抜いて僕に任せて」
「ほ・・・・・・ホント、に・・・・・・・・・?」
「大丈夫大丈夫」
呪文のように僕は自分にも言い聞かせて。
ここで怯えさせたら逃げられてしまう・・・・・・・って、そうじゃなくて!
うっかり加減を間違えないように細心の注意を払ってじわじわとソコを解してゆく。
「ひゃ・・・・・・んっ・・・あひゃぁ・・・・・・ぁん」
兄さんの尻が震える指先に触れるソコがひくひくとうごめく。
ゆっくりと・・・・・・指先を沈める。
「あ・・・・・・は、はいっちゃう・・・はいっちゃうっ」
指先が1センチほど埋まる。
少しでも楽に挿いるように広げるように、僕は円を描くように指先を回す。
「あ・・・ぁ・・・・・・んっっっ」
きゅうっ・・・・・・っとソコが勢いよく窄まる僕の指を食い絞める。
食い絞めて・・・・・・僕の指がにゅるんと引きずり込まれるようにして根元まで埋まった。
僕は度肝を抜かれて目を瞠る。
「ひゃぁ・・・・・・は、はいっちゃったよ・・・ぅん」
‘よぅん’って兄さんあんた何をそんな暢気な!!!
てーか、どうなってるんだこの穴は一体っっ!?
み、みみみミラクルホールかドリームホールか!?
この締め付けは気持ちいいんじゃないのかもしや。
呆然としながらも僕は指を動かしてみる。
入れたり、出したり。
人体の神秘だ。こんなところが以外に柔軟!?
「あ・・・・・・あぁんっ・・・・・・んっ」
兄さんの声が甘く濡れる。
いっ・・・いいいいいのかっ?
ももももっとキツイもんかと思ってたってのに・・・・・・!!
それともアレか!?やはりウチの兄さんにはソッチの才能があったのか!?
も、もしやこれなら・・・・・・・・・・いけるか中指。3センチオーバー!
またも引きずり込もうとするソコからそっと小指を抜いて、僕は兄さんを仰向けに裏返す。
「や・・・・・・ぬいちゃ、や・・・だ・・・・・・・ぁ」
大丈夫!今また入れてあげるから!!
「ほら、兄さん。腿の後ろ、自分で押さえて脚開いて・・・・・・」
ゆるゆると脚が開く僕は中指をソコにあてがう。
ゆっくりと焦らすように、挿入する。
何の抵抗もなくというよりもやはりまた吸い込まれていく感じだ。
凄すぎるよさすがだよ兄さん・・・・・・。
「あぅん・・・・・・おっき、い・・・・・・・」
声に悦びが混ざっている。
いいのか?いいんだな!?
僕はもう夢中で出し入れする。反り返った小ぶりな性器を擦りあげる愛撫する。
「あっあっあっ」
抜き差しにあわせて押し出されるみたいに声が上がるいつも以上に甘い声。
くぷくぷと溢れる兄さんの先端が溢れてくちゅくちゅと音を立てる。
「アル・・・・・・あ・・・る・・・・・・・・・ぅ」
兄さんの腰が揺れる滑らかに揺れるまるで力がはいらないようにくたくたとなめらかに身体が揺れる軟体動物みたいに。
明らかにいつもと違う唇のわななきせつなげな表情。
「ア・・・・・・ル・・・アル・・・・・・・・・ぅ。いっ、ちゃ・・・・・・・う」
僕の顔を見ながらみつめながら・・・・・・・兄さんは。絶頂を・・・・・・迎えた。
「すごいの・・・・・・来た」
身体の汚れをお湯で絞ったタオルで拭いて。
「良かった?」
「ん・・・・・・・」
兄さんが、いつも以上にトロトロとした顔で・・・・・・あぁ、やっぱり可愛いな。
アル・・・・・・と、兄さんが僕を呼ぶ。
「ん?どうしたの、兄さん?」
僕の手を捕まえて大事そうに胸に抱く。
「いつも俺ばっか気持ちよくしてもらって、ごめん・・・な」
あぁ、何だよ。そんなこと気にしてたんだ?
「大丈夫だよ兄さん。僕もしっかり楽しんでるし」
ゆっくりと兄さんが微笑む幸せそうに。
「よかった・・・・・・・・・」
まるで恋人同士のような会話。
違和感なく綴られる・・・・・・。
「アル・・・・・・」
幸せそうな声で・・・・・・。
初夏の日差し窓の外は噎せ返るみどり。
僕らはまた新しい扉を開けて・・・・・・後戻りの出来ない一方通行の道に。
踏み出してしまったかも、知れな・・・・・・い。
END