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web拍手(応援ボタン)のお礼においてあった小話です
入れ替えに伴い、こちらにブチ込んでみました(笑)




『まどろみ』


額に優しい指が触れる
丁寧になめした皮革の感触
なめし革に包まれた、アルの鎧の指先
額から頬を優しく撫でる

きもちいい

もっと触れて欲しい
もっと、もっと
早く目を覚まして抱きついて
その鎧の面にキスしたいのに
瞼が重くて、目が開けられない
柔らかな朝の日差しとお前の指が
きもちよくて

とても気持ち良くて
溶けてしまう
朝の日差しと
お前の指に






『どこまでだって』


汽車の窓から見える遠い街
砂嵐吹き荒れる乾いた大地
険しい山を越えても
どこまでもいこう
どこまでだっていこう
そこにほんの一カケラでも希望があるなら
二人一緒なら、どこまでだって行けるさ






『僕のネコ』


僕は、ネコを飼っている
金色の瞳、金の毛並みのきれいなネコ
ほかの誰にも決して媚びない
僕にだけ甘える可愛いネコ
名前は
エドワード・エルリック






『ウチにかえろう』


うちにかえろう
うちにかえろう
二人でたくさんお花を摘んで
今日はおかあさんの誕生日
ウィンリィから分けてもらったリボンで結んで
きれいなきれいな花束にして
大好きなおかあさんの誕生日






『甘い甘い夢』

甘い夢を見た
生身の身体に戻って最初に見たのは
甘い甘い夢だった
たったひとりいとしいいとしい兄さんと
星の数ほどもキスを交わして

幸せな気分で夢から覚めた

夢じゃなかったのかもしれない
兄さんが僕の顔中にキスを降らせて
嬉しくて幸せで
僕は兄さんを抱きしめて
柔らかな毛布に引きずり込んだ






『当たり前の感じ』

雪が降って寒い
ガラス越しの午後の日差しがあたたかい
そんな当たり前のことに
いちいち喜んでいたら兄さんが笑った
幸せそうな顔で
「いいだろ?」
「うん、いいね!」
そして二人で額をくっつけあって笑った
クスクス笑って
ついでに軽いキスもして